大阪府は、大阪市を中心とする大きな経済圏が存在するため、幅広い職種で時給が高めの水準となっています。この傾向は介護業界においても見られます。介護士の時給は、アルバイトやパートでは1,166円となっており、派遣の場合は1,542円が平均額です。いわゆる正社員雇用も含めた全体で見ると、約327万円が平均的な年収額となっています。これは他のエリアも含めた平均となる318万円よりも高く、高水準が保たれていることが分かります。大阪府の中では、松原市や守口市、箕面市などが高い傾向にあります。
介護業界は公的な報酬制度が設けられていますので、それほどエリアによる金額差が出ないという事情はありますが、それでも大都市は多少高い状況が見られます。また、同じ介護士であっても持っているスキルやプラスアルファの資格、実務経験によっても年収が変わってきます。また、日勤のみなのか夜勤なのかという点でも差が出てくることも多いです。自分の求める年収を考えると、どんな働き方をすると良いのか、どのエリアで職場を探すと良いのかを考えるようにしましょう。エリアによる金額差を考えると、多少自宅から遠いところから通うとしてもメリットが大きいこともあります。
また、年収アップのためにキャリアアップを図ることも重要です。そのためには、今までしてきたことがない領域での経験を積むことがポイントとなります。転職や就職を考えているのであれば、よりニーズの高い経験を積める職場という点を考えて選ぶことが大事です。